一週間。

北海道胆振東部地震から、今日で一週間が経とうとしています。

北海道はようやく落ち着いてきました。
ですが、生活は一変しました。

震災当初から落ち着いていた道民ですが、私はかなり焦り、精神的におかしくなっていたと思います。

テレビで「未曾有」「激甚災害」「被害総額150億円越え」等、この地震関連のニュースを見るたびに、辛く、苦しい気持ちになります。

大好きな北海道がどうしてこんなことになってしまったんだろうと、地震が起きてから数え切れないくらい考えました。

テレビでは節電のお願いが繰り返し流れています。
正直なところ、北海道全域を停電にさせた北電の責任を追求してほしいところですが、今は本当に日々なんとか生きていくだけです。

いつも新鮮な牛乳がすぐに手に入った北海道、今ではスーパーをはしごしても一本も手に入りません。
庶民の味方、納豆。納豆の棚はいつも空です。
他にも漬物類、卵、もやし、パン、足の早い野菜類は軒並み品切れです。
そして、売られている野菜は震災前の倍近い値段になっています。

すべてについて怒りや悲しみや憎しみがあるけれど、それをカバーするほどの気力もなく、仕方ないと言い聞かせながら生きています。

これを見ている方は、どうか防災の備えをしてください。そして、防災の心構えをしてください。

どんなところでも、どの都道府県でも震災は来る可能性があります。
私も震災前日までは、翌日に被災者になるとは思いもしませんでした。
みんな、その可能性があるんです。
だからこそ、備えと防災意識は大事なんです。

本当はもう二度と他の地区でもこんなことは起こってほしくありませんが、残念ながら日本は地震大国なので、どんなことが起こってもおかしくありません。どうか備えを。

ちなみに、私が必要だなと思ったもの一覧です。

・懐中電灯(光を見るだけで安心できます)
・ラジオ(情報源であり、言葉を聞いているだけでも安心します)
・それぞれの電池予備(この震災の翌日にどの店からも電池が全て消えました。ボタン電池しか残っていませんでした)
カップ麺(同じく、震災当日から品切れになりました)
・水(出ない場合があります)
スマホ用充電器(電池式で。充電式は充電するPCも使えません)
スマホ用充電アダプター(避難所では用意はありません。用意のあった区役所、市役所は最大4時間待ちでした。こういった状況の時の4時間は長く感じます。)
・ガソリンを満タンにしておく(ガソスタの行列で知人は7時間待ちだったそうです。シガレットライター用充電コードをもっていればスマホの充電もできます)
・ある程度の現金(停電時、ICカードを使えないお店が多いため)

今、北海道では急いで牛乳の生産及び納豆の生産をしています。
また、苫東発電所も急いで修繕しています。
みんな、一刻も早くもとの生活に戻れるように頑張っています。
毎年、半年は雪に埋もれながら逞しく生きてきた道民なので、きっと今回も乗り越えると思います。

最後に、今回の地震で被害に遭った方々に心から御冥福をお祈り申し上げます。
そして、色々と物資を送ってくださった友人に、心から感謝申し上げます。

一刻も早く、日常が戻り、道民と、そして北海道に観光に来る方の笑顔が見られますように。