引退と勇退
まじか。
私が仕事に忙殺されている間、一体何があったんだ安室ちゃんよ。
と思いつつ、世間のように某太い眉毛の女の子を大丈夫?と思ったりはせず、私が一番直感的に頭をよぎったのは、勿論と言うかやっぱりと言うか某国民的アイドルグループだった。
安室奈美恵は、歌がうまい。ダンスもうまい。パフォーマンスに命を懸けている。華がある。つまり私の青春である。
と、同時に。
SMAPも、歌はそこそこにうまい。ダンスもそこそこにうまい。(この2つは正直他のグループの方が素晴らしいときもある)パフォーマンスも命を懸けている。
そして何より、華、いや、オーラがある。同じく私の青春である。
そして、YouTube を見る。
画面の奥には、楽しそうに、時には大変なことを乗り越えながら、SMAPの5人が、いや、6人が笑顔ではしゃいでいる。
私は、みんなの笑顔がもっと見たかった。
テレビ越しでもいい。ライブも勿論嬉しいけれど、月曜に仕事を頑張ってクタクタで帰ってきたとき、テレビを付ければそこに君たち5人が、画面の向こうで頑張っている姿を見て、笑いながら、感動しながら、今週も乗り切ろうと頑張れていたのに。
テレビをつけても君たちが揃っていないことに、いまだに身体が慣れない。もしかしたら他の局では揃っているのかも、と思っていたのはちょっと前まで。
もう、テレビを見るのをやめた。
そこに君たち全員が揃うことがないから。
こっちがありがとうを言う前に、事務所の不思議な圧力で、雲散霧消してしまった5つのかけがえのない星たちが、どれだけの人間を支え続けてくれていたのか、訴えたいけれど、行き場のない思いは結局歌を聞いて慰めるしかないんだ。
安室ちゃんは、最後の一年間精一杯がんばると仰っていた。
どうしてSMAPにはその機会も与えられなかったのかなぁ。
その一年があれば、きっともう少し現実味を帯びて解散を受け止められていたのになあ。
あれから色々な所で私の大好きな人のせいで解散しただの、悪者は誰だの良くないことばかりニュースで見るけれど、裏を返せば、それだけまだまだいなくてはならない存在だったっていうことに、みんな薄々気づいてくれているんじゃないのか。
SNSをやるっていう噂もみたけれど、私は正直、そういうことよりも、また5人で紅白の階段を降りる姿が見たい。タモリさんにアドリブで寄って歌う姿が見たい。SMAPです、というアナウンサーのこえで、会場が黄色い歓声に包まれているところがみたい。
自分の好きな人たちがいつまでもその解散話に囚われるくらいなら、やっぱり安室ちゃんみたいに猶予期間が欲しかったな、と思いつつ。
兎にも角にも、安室ちゃんお疲れ様でした。
貴方のストイックなバラエティ嫌いの姿勢、嫌いじゃないです。
そしてSMAPのみんな。
いつでもファンは応援するから、また戻ってきてほしい。いつでも。50歳でも60歳でも、絶対に応援するから、またみんなの笑顔を見せてください。
とりあえずは今月末のスマステ、必ず見ましょう。慎吾の最後の勇姿を、胸に、目に、焼き付けます。